消防士の年収は?高収入って本当?
世界一優秀と言われる日本の消防士
「消防士」という職業は世界的に非常に人気の高い職種です。
日本においてはやや社会的な認知度が低い印象がありますが、ニューヨークやロンドンといった大都市圏では、消防士(firefighter)は非常に市民から尊敬される存在となっています。
少し話はそれますが、海外では消防士たちがヌードカレンダーを作ることが流行しており、日々の訓練で培ったたくましい肉体を写真集として納めたものを多くのファンが購入しています。
ちなみに世界各国の消防士たちのヌードカレンダーの収益金は、人道援助を目的としてNGO法人を通してチャリティとして使用される事となっているのです。
消防士の仕事といえばもちろん各地域で起こった火災の消火活動にあたることですが、その他にも自然災害や事故現場などでの救助活動にもあたります。
なお「世界最高の消防士」の称号をかけた大会が毎年開催されており、2018年で第13回目です。
ここで毎年優秀な成績をおさめているのが日本の消防士たちで、あまたの消防士たちの中でも救助技術やスピードが非常に早いということが高評価を受けています。
消防士の身分は地方公務員となっており、そのため就業をするためにはまずは採用試験に合格をしなければいけません。
消防士採用試験は「專門系・Ⅰ類」「Ⅱ類」「Ⅲ類」という種類があり、それぞれ受験可能な年齢や学歴が異なります。
試験に合格をしたのちに全国の都道府県の自治体が行う作用試験を受け、合格者は消防学校に入学して研修を受けた後に実際の勤務地へと配属となります。
収入は安定しているものの極端に高いわけではない
日々体を厳しく鍛錬し、危険が起こったときには誰よりも早く出動する消防士ですが、収入面で比較をしたときそれほど突出して高いというわけではありません。
地方公務員としての勤務になることから、給与額は全国の公務員の給与体系に従って、年齢とともに年々上昇していく事となっています。
全消防士の平均年収は約40万円となっており、これは他の公務員職と比較してだいたい同じ水準です。
なお最終学歴が大学・短大・専門学校・高校によって初任給に差が設けられており、高卒と大卒で比較をすると初任給でだいたい3~4万円違ってきます。
また消防士の給与額は平均賃金に加えて諸手当がつくようになっており、出勤手当や救急手当、深夜特殊勤務手当などがつくことで、額も大きく変わってきます。
さらに勤務内容も実際に消火活動や救助活動を行う人員と、予防業務に専従する人員とに大きく分かれており、どちらの配属になるかによって勤務時間帯も大きく変化するでしょう。
長く勤務をする場合には自分の専門性を高めることが必要となっており、ここ近年では女性消防士の採用にも積極的な動きが見られます。
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